イタリア・アルメコ社が製造する太陽熱選択吸収板
(以後:ティノックス)は、太陽エネルギーの大半を吸収し熱へ変換することができます。クロムメッキや黒塗装を施された吸収板とは異なり、熱が放熱により失われることを大幅に軽減した材料となっています。
下の左図のように、塗装された吸収板は太陽エネルギーの吸収率は高いですが、熱を保持することができずにエネルギーの約半分を放熱として逃がしてしまいます。一方、右図のティノックスは一度吸収した熱を逃がさない特殊コーティング(PVD:物理的真空蒸着処理)が施されているため、放熱を約4%と抑えることができます。結果として、太陽エネルギーの約90%を熱に変換することができ、非常に効率的であることと言えます。

  特徴

黒塗装の吸収板
(熱吸収率90%、放熱率45%)  
TiNOX (ティノックス)
(熱吸収率90%、放熱率4%) 

なぜそのようなことが可能なのか?
 
太陽エネルギーの波長は2.5μm以下で放射されます。一方、物体から放射される赤外線エネルギーにおいて、表面温度が100℃の時には2.5μm以上での波長で放射されます(プランクの法則)。『ティノックス』は2.5μm以上と以下で表面の反射率を制御することにより、放熱によるエネルギーの損失を最小限に抑えることが可能です。
 
下図の青色のエリアは『ティノックス』が太陽エネルギーを吸収していることを示しています。そして、濃い赤色は放熱を最小限に抑えていることを表しています。一方で、薄い赤色は、黒塗装の吸収板を例としていますが、吸収した熱を保持できず放熱してしまっていることを表しています。
青色の曲線は、『ティノックス』の反射率を示しており、2.5μmを境に反射率が反転しています。この反射率を制御することが、吸収板の中に熱を貯め込む原理となっています。

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